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「制度はなんとなく理解できた。でも細かいところがまだ不安…」
そんな初心者の方に向けて、新NISAでよくある疑問・誤解をわかりやすく整理
非課税枠の使い方、損したときの扱い、確定申告の必要性、口座の変更方法など、あと一歩が踏み出せない原因
この記事では、制度の基本がわかったうえで出てくる「実際どうなるの?」に丁寧に答えていきます。 完璧に理解してから始めなくて大丈夫。
不安をひとつずつ解消しながら、NISAを安心して使えるようにしていきましょう。
Q1. 売ったら非課税枠は戻る?
A. 一度使った非課税枠は、売っても戻りません。
新NISAでは、「買った時点でその年の枠を消費」します。売却したとしても、その年の枠が復活することはありません。
例:成長投資枠での誤解しやすいパターン
たとえば成長投資枠で、年間上限240万円のうち100万円で株式を購入したとします。
- 100万円分を買った時点で「年間240万円枠のうち100万円を使用」
- 同年中に売却しても、その100万円分の枠は「戻らない」
したがって、短期売買を繰り返すと枠を早く使い切ってしまうことになります。
旧NISAとの違い:ロールオーバーも廃止
旧制度では、非課税期間終了後に新たなNISA枠へ「ロールオーバー(移行)」できる仕組みがありました。
しかし、新NISAではロールオーバー制度は廃止され、非課税期間が無期限になった代わりに、「買った枠は使い切り」のルールが強化されました。
ポイントまとめ
- 非課税枠は買った時点で消費
- 売っても戻らない(同年内も復活しない)
- 短期売買は枠のムダ遣いに繋がることもある
新NISAは枠を丁寧に使いながら、長期的に非課税メリットを活かすことが重要です。
Q2. 途中で損したら?税金や戻りは?
A. 損をしても税金はかかりませんが、損失をほかの口座と通算・繰越することもできません。
新NISAでは、利益が出た場合には非課税となるのが最大の魅力です。
一方で、損失が出た場合も税金はかからないものの、損失を確定申告などで他の利益と相殺することができない点には注意が必要です。
他の口座(特定口座など)との違い
| 口座の種類 | 損益通算 | 繰越控除 |
|---|---|---|
| NISA口座 | ×(不可) | ×(不可) |
| 特定口座(源泉徴収あり) | ○(可能) | ○(3年まで) |
つまり、NISAは「得すれば非課税、損しても控除なし」というシンプルな制度です。
損失のリスクはどう考えるべき?
つみたて投資枠であれば、長期的に積立していくことで価格変動リスクをならす効果も期待できます。
短期での値動きに一喜一憂するより、長期視点で制度を活かすことが基本です。
ポイントまとめ
- 損失が出ても税金は発生しない
- ただし他口座との通算・繰越はできない
- リスクを下げるには、つみたてや長期保有が基本
「損したらどうしよう」と不安になる気持ちは自然ですが、
新NISAは税金の心配が少なく、長く保有することで安定性が増す制度でもあります。
Q3. 利益が出たらどうなる?確定申告は必要?
A. 新NISAで出た利益には税金はかからず、確定申告も不要です。
新NISAで運用している金融商品を売却し、たとえば10万円の利益が出たとしても、その利益はすべて非課税になります。
通常の特定口座などでは、株や投資信託で利益が出ると約20.315%の税金(所得税+住民税+復興特別所得税)がかかりますが、NISA口座ではこれがかかりません。
確定申告は原則不要
新NISAで運用している範囲であれば、確定申告は一切不要です。
ただし、同じ年に特定口座や一般口座で損益が出ていて、損益通算や繰越控除を行いたい場合は、そちらに対しては申告が必要になります。
ポイントまとめ
- 新NISA内の利益には税金が一切かからない
- 確定申告は不要(NISAでの売却益・配当を含む)
- 他の口座と合わせた通算や調整はできない
NISAの大きな魅力の一つが税務処理が不要なシンプルさです。
初心者の方でも、税金面を気にせず気軽に始めやすい制度設計になっています。
Q4. つみたてと成長、途中で切り替えていいの?
A. はい、つみたて投資枠と成長投資枠は自由に併用・切り替えできます。
新NISAは「つみたて枠」「成長枠」という2つの投資枠があり、それぞれに年間上限が設定されています。
- つみたて投資枠:年間120万円まで
- 成長投資枠:年間240万円まで
この2つの枠は併用が可能で、「どちらか一方しか選べない」といったルールはありません。
途中から変更もOK
たとえば、1年目はつみたて投資枠だけを使い、2年目から成長投資枠も活用するといった柔軟な運用が可能です。
また、月ごとに分けて使っても問題ありません。
- 月1~6月:つみたて投資枠のみ(例:インデックスファンド積立)
- 月7~12月:成長投資枠でETFや個別株を購入
このように、自分のペースや状況に合わせて使い分けられるのが新NISAの大きな特徴です。
ポイントまとめ
- つみたて枠・成長枠は自由に併用・切り替えOK
- 年度内での使い分けも可能(前半はつみたて、後半は成長など)
- 自分の投資スタイルに応じて無理なく設計できる
どちらを選ぶかに迷ったら、まずは少額からつみたて枠でスタートし、慣れてきたら成長投資枠へ広げていくのも一つの方法です。
Q5. NISA口座は複数作れる?証券会社を変えたいときは?
A. NISA口座は1人1口座までです。ただし、金融機関は年に1回だけ変更可能です。
新NISA制度でも、つみたて投資枠・成長投資枠を含めて、ひとつの金融機関にしかNISA口座は持てません。
たとえば、「SBI証券と楽天証券でNISA口座を同時に作る」といったことはできません。
金融機関の変更は可能(年1回)
「他の証券会社のサービスのほうが使いやすそう」と思ったら、年に1回まで変更が可能です。
ただし、以下のような注意点があります:
- 変更手続きに時間がかかる(1〜2か月程度)
- 変更先での買付は、変更完了後の年から可能
- その年にすでに買付をしていると、変更は翌年からしか反映されない
証券会社選びは慎重に
一度口座を開設すると、途中での変更には時間がかかるため、最初に選ぶ証券会社は慎重に検討しましょう。
迷っている方は、新NISA対応の証券会社比較記事も参考になります。
ポイントまとめ
- NISA口座は1人1口座まで(複数開設不可)
- 年に1回だけ変更が可能
- 変更のタイミングと買付実績に注意が必要
NISA口座は長く付き合うことになるため、手数料・使いやすさ・サービス内容を見て自分に合った金融機関を選ぶのがポイントです。
まとめ:わからないままで止まらず、制度を味方に
新NISAは、非課税で投資できるとても大きなメリットがある制度です。
ですが、「売ったらどうなる?」「損したときは?」「複数口座は?」など、細かいルールがよく分からないまま不安で止まってしまう人も少なくありません。
今回ご紹介した5つの疑問は、NISAを始める前の読者が多くつまずくポイントばかりです。
- 非課税枠は売っても戻らない
- 損しても税金はかからないが、通算できない
- 利益が出ても確定申告は原則不要
- つみたてと成長投資枠は自由に併用OK
- 口座は1人1つまで。変更は年1回可能
完璧に理解してから始めなくて大丈夫です。
「なんとなく理解」から「安心して一歩踏み出す」ために、制度のしくみを味方につけていきましょう。
もしまだ制度の基本が不安な方は、以下の関連記事も参考にしてください。
関連記事
- 新NISAとは?初心者向けに制度と注意点を整理
- つみたて投資枠とは?長期積立で資産を育てる仕組み
- 成長投資枠とは?ETFや個別株で広がる投資の選択肢
- 非課税総額とは?1,800万円まで積み上げる仕組み
※NISAの申し込みは各証券会社の公式サイトから行えます。最終的な判断・取引については、必ずご自身で公式情報を確認の上、ご判断ください。
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